2024/09/29

道草、食おうよ。
近年、道の駅はそれ自体が目的の場所になっている、という話を見聞きします。大きな賑わいを見せているということなのだと思います。
道の駅に行くために車を1時間、2時間と走らせるという人は、きっとその道の駅の大ファンであり、宣伝が不要と言いますか、その人自身が宣伝してくれそうな勢いです。おそらく、道の駅利用者の中で少数ではないかと思います。
われわれが一般にイメージする利用の仕方、つまり、「旅の途中に見つけて、ちょっと寄るところ」と考える方が大勢を占めているだろうと推測しました。「道の駅に行くことが目的」というほどではないけれど、道の駅に寄ることを楽しみにしている方も、大勢いらっしゃると考えました。
これらの多数の方々を今回のキャッチコピーのターゲットとしました。
旅の途中で、ふと見つけた道の駅。
行きたくなりますね。なんだかワクワクしますね。本来の目的はあそこに行くことなんだけど、「道の駅 この先1km」の看板を見ますと、寄り道したくなりますね。
そういった欲求を端的に表したのが、 道草、食おうよ。 です。
「道草」も「食う」も、どちらもインパクトが強い表現であり、「食おうよ」とすることで行動を促しています。また、間に読点(、)を入れることで寄り道している様子を想像していただく時間を表現しています。
旅の途中の道の駅に関わらず、せわしない社会を生きているからこそ、寄り道をすることは、とても贅沢な時間ですからね。
その贅沢な時間を作ってくれているのが、地元の事業者さん、農家さん、地域住民の皆さんであり、道の駅にはその地域性が詰まっています。そりゃあ贅沢に感じられるはずです。
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