2024/09/29
会社によって決算時期はまちまちですが、新しい期が始まって少しの時間が経過すると、経営方針発表会(経営計画発表会。呼び方は会社それぞれ)を開催する会社さんがあります。
大企業はもちろんのこと、大規模な中規模会社でも行われているのではないでしょうか。
経営方針発表会の場面で、社長のスピーチをお手伝いするのが当社の役割ですが、
「スピーチが難しい」
と感じている社長さんもいらっしゃいます。
この手のお話になると、スピーチの仕方やパワポ資料の見せ方など、テクニック的なことに注目しがちになりますが、たしかにそれはあるのかもしれませんが、当社の経験上、「うまくスピーチができなさそう」の原因はスピーチのテクニックよりももっと前の段階にあるように思います。
-未成熟な脚本で演じようとする主演俳優
もっと前とは、パワポ資料やスピーチの内容を作る段階のときです。
おそらく、スピーチを難しく感じるのは、
自分の中で何を伝えたいかが固まっておらず、パワポ資料やスピーチの内容も、スピーチする社長さんにとってフワッとした、的を得ているようで得ていない、これでいいような、でも何か違うような状態になっている
からだと思われます。
社長は経営方針発表会の主演ですから、脚本がきちんとできていないのに、いくらうまくセリフを言っても、いびつになりますよね。
イメージでしかお伝えできないのは恐縮ですが、しっかりとしたパワポ資料とスピーチ原稿の場合、ずっと一貫していて流れるように最後までいきます。ですが、そうでない場合、話があっち飛びこっち飛びしますし、重要なものと重要でないものが混在し、メインの話題は多く触れないのに枝葉の話は妙に長いなど、いびつです。
つまりは内容が良くないので、スピーチがスーッと流れず、いちいち停滞しながら進んでいるようになるのです。
-優れた脚本を書く
もし、「何かが違う」とお感じでいらっしゃるなら、やるべきことはスピーチの練習ではなくて、パワポ資料とスピーチ原稿の精査と見直しです。
難しく、頭と時間を使うことではありますが、もし、「なんだかスピーチが上手くいかなさそうな気がする」というお気持ちをお持ちでしたら、まずは、パワポ資料とにらめっこしてみてください。
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