2024/09/29

下記を書きました。
経営戦略 プレゼン。プレゼン資料はスピーチの目次である。
経営方針発表会でのスピーチとは異なるが、論文で同様の経験をしたことがある。
大学院でお世話になった教授がお二人いらっしゃって、
お一人は、「まずは目次をつくって、それから中身を書いていく」
もうお一人は、「とにかく書いていって、その結果として目次をつくる」
と、対照的なことをおっしゃっていた。
どちらも経験したため、その経験を元に考えてみると、
目次→中身の流れは、はじめの段階でよほどしっかり考えないといけない。その反面、目次が完成した時点で何を書いていくかが明確であるため、中身が書きやすかった。
中身→目次の流れは、無軌道に中身を書いていくため構成がぐちゃっとしてなかなか出来上がらなかった。その反面、中身ができあがれば、目次は簡単にできた。
いずれも、20代のそんなに賢くない院生の経験であるため、参考にならないかもしれないが、共通しているのは、目次をつくる、中身をつくる以前に、どのような内容を書くのかを自分でしっかりを決めきらないといけないという点だ。
それができていないと、目次をつくろうとしても、中身を書こうとしても、しっちゃかめっちゃかになって、途中で手が止まったまま時間が過ぎていく。
どのような内容を書くのかを自分でしっかりを決めた状態になったとして、
この場合、書きやすさで言えば、目次→中身のほうだ。つまり、
内容を決める→それに即して目次をつくる→目次に即して内容を書いていく
と、システマチックに進めることができるからだ。
書きやすさで言えば、こちらに優位性があるように思う。
また、
目次をつくる→内容を書いていく→気になったことを書いて目次を足す→中身を書いていく→以下繰り返し
とすることで内容に厚みが出る。
他方、中身→目次の場合だと、中身を書いている過程で、脱線したり、他の論考を追加したりなどができる。目次を決めていないため、振れ幅を大きく取ることができるからだ。決して書きやすくはないのだが、内容に思いもよらぬポジティブな厚みが出る可能性があるという点で優位性がある。
書きやすさを選ぶなら目次→中身、予期せぬ厚みを期待するなら中身→目次となる。
経営方針発表会でのスピーチに置き換えても同じことが言えるように思うのだが、違いとしては、論文はアカデミックの場で論文を書くことそのものが重要であるのに対し経営方針発表会のスピーチはビジネスシーンであるため、社長さんが長い時間と労力をプレゼン資料とスピーチ原稿に避けるのかどうかという問題がある。
実際、準備するのは大変だから、どこかで折り合いはつけないといけなくなる。
その意味で、現実的な方法としては、書きやすさに優位性がある目次→中身のほうがよいのかなと思う。
上述のように、いずれの作成の仕方を選ぶにせよ、事前に自分の頭の中でどのような内容を書くのかを明確にしておかなければならない。
よくよく考えれば、これが一番難しいのである。
経営方針発表会 スピーチ原稿の作成代行
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