2024/09/29
入社式の社長挨拶について、中小企業と大企業で話す材料が根本的に異なるわけではありません。
ですが、中小企業のほうが、社長がより新入社員に寄り添った(つまり、ハートが入った)挨拶ができる環境にあり、優位性を持っています。
1,組織の規模と文化
大企業では、一般的に多数の部門やグローバルなビジネスが存在するため、社長の挨拶はより一般的かつ包括的なメッセージになりがちです。
これに対し、中小企業では、個々の新入社員に対する具体的な言及が可能になります。新入社員にとって漠然とした話になってしまう前者よりも、より身近な話である後者のほうが彼らに響くはずです。
2,新入社員が少数
1に関連して、新入社員が少数であれば、コミュニケーションを取りやすい雰囲気を演出することができ、社長と新入社員との距離感を近づけることができます。
勘の良い社長ならお気づきだと思いますが、この「距離感を近づける」行為というのは、入社式に限らず、社員マネジメントの観点から大変重要で、これから仕事をしていく新入社員であればなおさらです。
3,社長が創業者
社長が創業者である場合、自らの描く将来ビジョンを明確に持っています。このビジョンを新入社員に直接語りかけることで、会社の方向性や目標を明確に伝えることができます。
また、創業者は良い意味で(も、そうでない意味でも笑)キャラが濃いです。それが創業者たるゆえんですが、社長の人となりをびしっと新入社員に伝えられる優位性があります。
4,社員との信頼関係の構築
3に関連して、創業者である社長は、会社の成長過程で社員と強い絆を築いてきました。新入社員に対しても、この信頼関係を築こうとする姿勢が見られ、社員との一体感を醸成することができます。
これらに共通するのは、杓子定規な内容ではなくよりリアルな気持ちを新入社員に伝えることができる、それが中小企業の社長挨拶のメリットではないかなと思います。
入社式 社長挨拶 作成サービス
https://www.documedia-p.com/executive/welcome/