2024/09/29
永年勤続表彰。その式典では、社長はもちろん、社員代表や来賓の方が挨拶をします。
ここでは、社長の挨拶についてのポイントをお伝えします。
目線
内容や構成は例文をご覧いただくとして、案外、見落としがちなのは「目線」です。
リアルな目線のことではなく、社長自身の、永年勤続表彰を受賞する社員の皆さんへの目線です。
しっかりと祝福とねぎらいを申し上げることが重要ですが、社の代表ですから、どうしても「お祝いする」の中に「お祝いしてあげている」。「労う」の中に「労ってあげている」というニュアンスが入ってしまう場合があります。
社長さんの性格にも依るところですが、たまにいますよね、気持ちいいくらい上から話す方が。(笑)
そうです、つまり、社長の立場ですと、どうしても無意識のうちに高い目線からスピーチしてしまいがちですので、これを意識して抑えなければなりません。
社長より社歴が長いケースも
また、たとえば永年勤続30年の方であれば、50代半ばまたは60代の方もいらっしゃいます。
仮に、社長が彼らよりも年が若い、あるいは、社歴として、社長よりも彼らのほうが長い場合もあります。
このことからも、社長が受賞者に「ねぎらい」を言うときは、少し目線を下げたほうが良いのではないかと思います。
もちろん、これらは下手(したて)に出るという意味ではなく、敬意をもって話すという意味です。