
記念樹というのを知っていますか?
創立○○周年とか、竣工記念とか、
何かを記念して植える木のことです。
長く生きて、深く根付いてほしいという思いが込められているのでしょうね。
ぐんぐん大きくなって、緑豊かに色鮮やかに葉と花をつけて。
長く、長く、人の記憶に残って。
そんなふうに考えていると、人もまた木のようだと思えてきます。
成長して、いろんな成果を実らせて、長生きして。
と、そんななか、木と人間の大きな違いを発見しました。
それは、成長の仕方です。
木は、成長に時間がかかるものの、その多くを大きく育った後、
大樹の状態で過ごします。
人間も同じだと思いましたか?
それは、きっと違います。
人間は、生まれてからずっと、ずっと若木の状態です。
あらゆることを吸収し、それによって少しずつ成長し、
ゆっくりと、ゆっくりと根を伸ばし、枝を伸ばし、幹を太くし、
生涯を全うする最期の瞬間、ようやく大樹になる。
それが人間だと思います。
大器晩成という言葉のように、
人間は最期の瞬間にようやく人として形を成すのかもしれません。
面白い例を出しますと、某有名西洋画家などは、
生前は作品がまったく評価されなかったにもかかわらず、
没後に有名になり、作品に大きな価値を見出されたとか。
そのようなこともありますから、人間老いも若きも
無限の可能性を秘めているものなのですね!
というわけで、今回の例文は、
新しい世界へと羽ばたいていく子どもたちを若木に例えた、
PTA会長さんによる祝辞です☆
PTA会長が述べる高校の卒業式の祝辞(新しい生活への希望を持って)
ぜひ、ご覧ください*^^*