先日、とても興味深いご依頼をいただきました。
自社の創立記念式典に、親会社の社長以下役員が出席してくれることになり、しかも社長が祝辞を述べてくれることになったとのことです。
親会社はいわゆる大会社。
依頼者様(総務部部長)が所属しているのはそのグループ会社で、もともと業務の一部を担う形で分社したそうです。
ここからが興味深いんです。
親会社の社長秘書はサラリと言ったそうです。
「祝辞はあなたのところでご準備ください」
なぬー!?
お分かりでしょうか。
つまり、自社の創立記念式典で親会社の祝辞を発表する祝辞を自社で作らなければならないということなんです。
資本関係のパワーバランスとでも申しましょうか、いやはや、自分で自分のお祝いの言葉を、しかも親会社の社長の立場で作ることになるとは。
依頼者様はとても困っていらっしゃいました。
じつはこういったパワーバランスが働いた形のご依頼は、ごく稀ですが、あります。
親会社・グループ会社という間柄だけに留まらず、元請けさんと協力会社さんとの間柄でも同様のことがあります。
「自分たちのことを祝ってもらうために、自分たちがそのお祝いの言葉をつくる」
という、一見、難しく感じる状況ではありますが、私たちとしては、これはこれでグループ会社さんにとってはチャンスだと思うんです。
つまり、「どう祝ってもらいたいか」を自分で作ることができますので、ポジティブに捉えれば、やりたい放題です。
自社で作った祝辞をそのまま親会社の社長が発表してくれるはずもなく、数名のチェックが入るでしょうから、本当に好き勝手な内容にはできませんが、それでも、自社に好意的な内容に(こっそり)することで、記念式典当日、親会社が自社をとても高く評価してくれていることが社員・スタッフにも伝わり、士気も上がるというものです。
せっかく親会社が「祝辞を述べてあげるから原稿を準備してね」と言いやがって、、、もとい、言ってくださっていますので、自社に好意的な内容にするのが懸命です。
実際のところ、自力で作成するのは難しいと思いますので、もし少しでもお悩みでしたら、いつでもご連絡ください。
全力でお力添えさせていただきます。