事故と安全への施策に関する内容は当然盛り込むべきこととして、以下のようなトピックを取り上げることができます。
1,健康管理
事故防止のための施策として、現場の職人さん方の健康管理は重要です。
これは、会社として何かを行うというよりも、健康管理の重要性を職人さん方に浸透させるというのが目的です。
2, コミュニケーション
事故を未然に防ぐためには、迅速な報告と連絡が不可欠です。
話すのが得意でない・好まないなど、一人になってしまいがちな職人さんに対して、他の現場の担当者が積極的に接することで報連相が生まれ、事故の可能性を減らします。
3,安全表彰
安全大会当日、安全表彰が行われるのなら、そのことに触れることができます。
安全表彰の前に挨拶の出番がやってくるはずですので、どのように触れるかを考慮する必要があります。
4,講師による講演
たいてい、安全大会には講師の方を招いた講演の時間があります。
その講師をお招きした理由や、その講師の専門分野に対して少し触れるなどができます。
上記の安全表彰と同じく、講演の前に挨拶の出番がやってくるはずですので、どのように触れるかを考慮する必要があります。
5,元請けまたは協力会としてのこれまでの動き
安全に直接関係がない話だとしても、(少し難しいですが)安全・事故の話に繋げることができます。
6,ビジネス環境
元請け・協力会社をとりまくビジネス環境です。あまり細かな話になると、安全大会での内容としては似つかわしくありませんので、広く、日本経済や建設業界を取り巻く環境に触れることで、挨拶が引き締まります。
7,会社の業績と安全の関係性
安全は生産性向上と密接に関係していること、無事故が会社の信頼獲得につながることです。
安全と生産性の関係で言えば、少し難しいのが、事故が起きたら生産性が下がるのと、事故を起こさなければ生産性が上がるのとは、少し意味が違ってきます。また、生産性を上げることを第一に考えると事故が増えるでしょうし。このあたりのさじ加減が難しいですね。
8,家族の思いに触れる
社員が安全に働くことで家族を安心させられる、事故は本人だけでなく家族をも不幸にするという内容です。
良い才良ではありますが、少しウェットすぎる(話が重すぎる)ようにも思います。
これらすべてが素晴らしいネタになるかどうかは、結局、挨拶の中でどのような盛り込み方をするかによってきますので、上記のネタのいずれかを入れようとする場合、「ここからどのように話を作っていけるか」を想像していただくと、良い挨拶になるのではないかと思います。
安全大会 会長の挨拶スピーチ 例文
https://www.documedia-p.com/oiwai-support/blog/1704/
安全大会 開会の挨拶スピーチ 例文
https://www.documedia-p.com/oiwai-support/blog/2251/