
この季節、夕方を過ぎると下校する子供たちの声がいっそう大きく感じます。
新しいクラスにも慣れて、新しい友だちができ、学校生活がいっそう楽しく感じられている子も多いように見受けられます。
そんななか、シーズンオフな内容ではありますが、
今回のシチュエーションは
会長のお話の中で特に印象深かったのは、今話題のAIについてです。
メディアでは「人間の仕事が奪われる」というような取り上げられ方をすることが多いですが、会長はAI社会について、「人間を知ることができる」という見識でいらっしゃいました。
たとえば、将棋で、名人がAIに負けたというニュースをよく目にしますが、考えてみれば当然のことです。プログラミングをして、いろんな将棋の試合のデータを取り込んで分析を進めれば、AIの将棋の精度が名人の腕を上回るのは難しいことではないでしょう。
では、だからといって将棋が、AI対AIの競技になってしまうのかといえば、そうではありません。将棋を指しているときのワクワク感や焦燥感、手の内の読み合い、駆け引き。そういった、能力の高さだけではない心の機微による鍔迫り合いがあるからこそ、将棋は楽しいものになるわけです。
そもそも、AIは人間がプログラミングをした範囲で動くものです。つまり、AIを動かす背後には、必ず「人」の存在がある。そこにいる「人」によってAIの動きは左右されるわけです。
今の卒業生たちの年代は、物心ついた頃からネットやスマホが生活の一部として当たり前に存在する世代です。SNS的な社会性にとても敏感であり、非常に高度に順応もしています。
ただ、当たり前にそれらを用いているからこそ、その向こう側、画面の向こう、ネット回線の向こう、プログラムの向こうに、生身の人間がいるということをついつい失念してしまいがちでもあります。
「人を知るべし。さすれば幸せは常にあなたのそばにある」
子供たちはおそらく、これから訪れるとされるAI社会にもうまく馴染んでいくでしょう。IoTめいたものの便利さもよく知っていると思います。
そんな社会を生きていくなかで、いつも優しい気持ちを持っていてくれたなら、AIを介して、「人」と接しているんだと心に留めていてくれたなら、きっと未来は明るくなっていくはずです。
卒業式のほか、入学式や総会などの場面での挨拶文にも対応しています。
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