2025/03/09
2020年から2023年までの日本のビジネス環境について、まず、世界的に見てこの期間はCOVID-19のパンデミックにより多くのビジネスが影響を受けました。日本も例外ではなく、特に観光、レストラン、エンターテイメント産業などは深刻な打撃を受けました。一方で、リモートワークやデジタル化が進む中でITや通信業界は一部で好業績を上げています。
しかし、それが「うちは良好な業績なので関係ない」と言えるほどのものかというと、それは難しい問題です。業績が良好であればそれは喜ばしいことですが、ビジネス環境全体が厳しい中でその状況を認識せずに挨拶をすると、他の困難に直面しているビジネスパーソンに対して配慮が欠けていると受け取られる可能性があります。
このような状況では、ビジネスパーソンとしての能力や器量が試されると言えます。他社やパートナーとのコミュニケーションを行い、相手を尊重し、共感を示すことが求められます。
また、前提として業績は良好な時もあればそうでないときもあり、前者の時は何でも言えるのですが、後者になった時点で人(と企業)はその本性を現します。
したがって、この期間のビジネス環境は、単に業績が良好かどうかだけでなく、ビジネスパーソンとしての資質や能力を問う機会とも言えるでしょう。それは個々のビジネスパーソンだけでなく、企業全体の風土や価値観をも反映します。