
結婚式での社長、上司、友人代表の祝辞に加え、
季節によっては、校長先生、PTA会長さんから
入学式、卒業式の祝辞のご依頼をいただきます。
しかし、それに加えてたびたびお問い合わせいただくのが、
会社、学校などの○○周年創立記念のためのご挨拶です!
その場合、「竣工式でのご挨拶」という案件が多いのですが、
時には、○○周年記念冊子への「寄稿文」というパターンもあります。
確かに、こういうのってテーマは決まっていても難しいですよね。
でも、実はいつもの祝辞との差って、小さなものなのです。
たとえば学校の創立記念だったら、
これまでの活動のことに始まり、○○周年を迎えての心境ですとか、
これからの活動のことについて目標ですとか。
やっぱりここでも、過去、現在、未来へのお気持ちが重要なんですね!
でも中には、
「昔からそこにあるものだから、○○周年って言われても・・・」
と、特別なお気持ちに気づきにくいパターンもあります。
そういうとき、どうするか。
お気持ちの出し方として申し上げるなら、まず、想像してみてください。
「もし、明日急に、その学校(あるいは会社)が、取り壊されることになったら?」
今まで○○年。
変わらずそこに佇み、町を賑やかし、
意識しなくとも、いつも、そこにあったはずのものが、突然消えてしまうとしたら。
そのとき、どんな気持ちになるでしょうか。
寂しい。悲しい。無くなるなんて想像できない。
その裏返した気持ちが、学校(会社)への思いになるのではないでしょうか?
変わらずそこに佇み、町を賑やかしてきてくれた存在に、
これからも変わらず、町を見守ってもらいたい。
たくさんの人が集まり、たくさんの人が巣立っていく場所を、
これからも守って、歴史あるものしていきたい。
そういう素朴で、なにげない気持ちこそ、とても大切なものなのです。
自分のお気持ちに気づきにくいときには、
角度を変えて考えてみたり、眺めたりしてみると、
案外すんなりと、答えを見つけられたりするものですよ*^^*
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