協力会の会長として、安全大会で挨拶をする。
非常に大勢の出席者がいて、元請さんの役員もいるなか、非常に緊張をする場面で、安全への意識についてしっかりとお話しする内容です。
皆さん、おはようございます。
本日は、令和元年度 よつば建設株式会社協力会 安全大会に朝早くからご出席をいただき誠にありがとうございます。
また、よつば建設様からは高橋社長をはじめ、田中専務、吉原常務、そして各部門の長の皆様にご出席をいただいております。誠にありがとうございます。
さて、当協力会では、平成27年に「安全義務指針」を施行し、会員各社様におかれましては、この指針をもとに事故ゼロを現実的な目標として掲げ、現場での安全を厳密に確保していただいているところでございます。
平成27年以降、毎年、事故件数は減少の一途をたどっており、非常によい推移を見せているところではございますが、それでもやはり、まだ事故ゼロの達成はできておりません。
毎年申し上げていることではありますが、労働災害においては、ハインリッヒの法則というものがございます。すなわち、重大な事故1件の裏には29件の軽微な事故が存在し、そして29件の軽微な事故の裏には300もの「いつもとは異なる何か」が存在しているという法則です。
昨年度、当協力会では、重大事故はゼロ、軽微な事故が4件という結果でした。これをこの法則に照らしてみると、1200もの何らかの不具合、異常が現場において確認されるべき事柄として存在しているはずです。
事故ゼロを達成するためには、この何らかの不具合、異常に、われわれ事業者は気づかなければなりません。それは、現場での指揮命令や職人の体調のこともそうですし、工期に無理がないだろうかなど、とりわけ、現場で働く人間の労働環境に目を光らせる必要がございます。
事故は大小を問わず、災害などの人智を超えたものを除外すれば、すべて人が原因となります。ヒューマンエラーです。このエラーをまったくなくすことは難しいのかもしれませんが、大切なのは、日々、われわれがヒューマンエラーをなくそうと思い続け、そして行動をし続けることではないかと思います。
事故は、よつば建設様の社会からの信頼を大きく揺るがすことに成ります。もちろん、われわれ会員各社も事故によって、これまで積み上げてきた信頼を大きく損ねることとなります。
現場で働く職人たちのためにも、われわれ自身のためにも、事故はなくしていかなければなりません。本日の安全大会は、その思いを共有するための年に一度の大切な集まりでございます。
皆様方におかれましては、一日を通して、改めて安全への意識を高めていただきますとともに、今年度もしっかりとよつば建設様の下支えをさせていただくという思いを各社とも再確認していただければと思っております。
最後になりますが、今年度もまた、よつば建設様そして協力会会員の皆様の社業が繁栄されますことを祈念し、ご挨拶とさせていただきます。
本日はなにとぞよろしくお願い申し上げます。
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