社員のＧＭ就任を祝う 上司（社長）の 祝辞 スピーチ 例文サンプル（ 文例4 ）

中村さん、この度はベニー社のゼネラル・マネージャーへの就任おめでとうございます。中村さんのＧＭ就任に際しまして、社長として、ひとことご挨拶申し上げたいと思います。

中村ＧＭは、32歳という若手にして、その巧みな手腕で昨年度まで、競合相手のジャスト社の企画部長をされておりました。当社のここ数年間の総売上高は、ジャスト社と比較して、若干ではありますが低い状態が続いてきました。外食産業はここ10年間、伸び悩みに苦しんでいる業界です。これまで約25年間、当社は、格安・良質・迅速を売りものにして、首都圏を中心にファミリーレストラン事業を展開してきました。

最初の10年間はこのやり方が世の中一般のライフスタイルに合致して、評判は良かったのですが、他の競合相手がその後、格安さに関しては、わが社以上の戦略を立て、しかも、世の中が次第にデフレから脱却し、安さではなく高級志向・高価志向にシフトしてきた面もあり、わが社のファミレス事業は、伸び悩みを経験してきたのではないかと思います。そこに、若手ながらの発想である高級志向で今話題のロハス的スタイルでレストランを展開しているジャスト社をまさに発展させてきた中村さんに、当社の伸び悩み打開策として白羽の矢を立てたわけです。

中村さんは、同業界であるのでご存知でない方はいらっしゃらないと思いますが、ジャスト社が1990年代後半からファミレス事業を展開するにあたって、高級品質の原材料の調達ルート、斬新な店舗の内装など、あらゆるクリエイティブな営業形態を提唱し、実践されてきた方です。しかもそうした営業以外の外的なフレームワークをお作りになられただけでなく、厨房の現場、フロアの現場で従業員と混ざりながら仕事もこなせるという、現場主義でもあるし、企画力もあるとてもすばらしい手腕を持たれた方です。

そして、消費者の心はもちろんのこと従業員の心もしっかりと把握していただき、会社全体のフレームをも把握するという立場で、ベニー社のＧＭに就任されたのです。中村さんのジャスト社で培ったその手腕と、32歳という若さあふれるバイタリティと、当社独自の雰囲気を融合してベニー社はこれから間違いなく発展してゆくと確信しております。

私は代表取締役社長という立場でありますが、当社の主要な舵取りはすべて中村ＧＭに託し、しばらくは営業戦略の構築に専念させていただきたいと思います。新ＧＭの就任に際し、お祝いと、今後の大いなる活躍に期待を込めて、私からのご挨拶をしめさせていただきます。
ありがとうございました。

例文の一覧
　-送別会 挨拶　定年退職
　-定年退職 社長の挨拶
　-送別会の挨拶（送る側）
　-送別会 挨拶　寿退職
　-送別会 挨拶　中途退職
　-ＧＭ就任を祝う会社社長の挨拶および決意表明
　-米寿をお祝いする挨拶
　-壮行会での挨拶
　-還暦祝いでの挨拶
　-忘年会 挨拶（社長から社員・取引先へ）
　-事業者から県へ　陳情書の例文

　-長時間の発表。なにから話せば…？