協力会の定期総会での、会長による開会挨拶です。今回の例文では、元請さんが今年40周年を迎えるという体(てい)で、それをお慶びする内容も盛り込んでいます。
この種の定期総会の場合、議事進行に関することに触れるか触れないかは、その総会のつくりにより異なりますが、この例文では司会者が議事については説明する想定で、触れないほうを採用しました。
皆様こんにちは。テック・ニカルズの遠山でございます。
本日ここに、庵田ラブカ株式会社様はじめ庵田会会員各社が一堂に会し、今年度の定期総会が開会されることを嬉しく思っております。皆様におかれましては、期末が近づくご多忙の折をお集まりいただき、誠にありがとうございます。
さて、令和になって初めての総会でございますが、まずもって庵田ラブカ様の40周年に触れさせていただきたいと思います。
本年、庵田ラブカ様におかれましては、40周年を迎えられました。この場をお借りし、心よりお慶び申し上げます。激動の昭和、混迷の平成、そして新時代令和と、いつの時代においても、庵田ラブカ様はこの地で、揺るぎない信念でもってたしかに歩みを進められ、こんにちまで在り続けていらっしゃいます。
現在に目を向けますと、わが国経済には、人口減少や消費増税の影響、日中の貿易摩擦や中東での不穏な動きなど、企業運営に大きな影響を及ぼすであろう負の要素が多くございます。しかし、40年というスパンで考えてみれば、バブル経済の崩壊やリーマン・ショック、ネットバブル崩壊など、この間もネガティブな出来事に見舞われており、いわゆる外的要因はその時代その時代で存在するわけでございまして、われわれ企業人は、その時々の混乱を乗り越えるたびに成長し、社会に必要とされ続け、現在に至っているわけでございます。
その意味で、庵田ラブカ様が40年という長きにわたり歴史を刻んでこられた事実は誠に崇高であり、私どもは、いつもおそばで仕事をさせていただけていることを誉れ高く思っております。
今、大きな変革期を迎えているわれわれの業界にあって、庵田ラブカ様のものづくりへの情熱に遅れを取ることなく、私どもはこの先も庵田ラブカ様と歩調を合わせ、地に足をつけて、ともに歩んでまいります。
本日は、庵田ラブカ様と庵田会がひとところに集う貴重な時間でございます。会員各社におかれましては、多くを語らい、意義ある時間をお過ごしいただきますようお願い申し上げます。
庵田ラブカ様と庵田会会員各社のますますの社業発展を願いつつ、ご挨拶とさせていただきます。