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元請け会社の創立記念式典 協力会社社長の祝辞の注意点

time 2013/06/11

元請け会社の創立記念式典 協力会社社長の祝辞の注意点

元請け会社の創立○○周年記念式典に協力会社の社長が招かれて、祝辞を述べるという機会がよくあります。

で、ふだん、私たちがその祝辞原稿を作成する機会が、結婚式ほどではありませんが、結構あります。

その中で、言葉の使い方で大切なことをお話します。

==

○○様(元請け会社)におかれましては、平素、弊社にご尽力いただいておりますことを、心より御礼申し上げます。

==

この文章、パッと見ると正しいように思えますが、ひとつ、あまり好ましくない言葉があります。

さて、どこでしょう??

 

答えは、

尽力

です。

 

尽力というのは、文字通り「力を尽くす」ことを意味します。

そうなると、上記の文章では、

「弊社に力を尽くしてくれて、ありがとう」

という意味になりますね。

ねっ、なんか違和感があるでしょ?

 

ビジネスの世界のルールでは、協力会社の社長が元請け会社に「力を尽くしてくれてありがとう」とは言わずに、

==

弊社にご高配を賜り、心より御礼申し上げます。

==

こっちのほうが自然です。

 

「高配」というのは、心配りを指しますので、心配りをしていただいていることに御礼を申し上げるという意味になります。

もうひとつ、同じような事例を挙げますと、

==

今後も、○○業界の頂点にいる会社様として、ご活躍をご期待申し上げます。

==

はい、この文章では「ご期待」という言葉に違和感がありますね。

「期待」というのは、こうなってほしいなあと、まさに期待することですが、やはり協力会社の立場として、元請け会社に「期待している」というのは、ちょっと上から目線な感じがします。

 

ですからこの場合は、

==

ご活躍をお祈り申し上げます。

==

のほうがいいですね。

これらは、元請け会社の社長が協力会社の皆さんに言うのであれば成立するんですよね。

でも、協力会社の社長が話すには、ちょっと偉そうな感じになってしまうんです。

 

取引先の式典で挨拶するということで、それはなかなか気を遣う場面です。

もちろん、言葉ひとつで取引関係に何か亀裂が入るなんてことはありませんが(もしあったら、きっと別の理由があるはずです 汗)、配慮という意味では、この辺のほんの一言も大事にしたいですね。

 

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