2025/03/09
入社式での社長挨拶のポイントは、新入社員に会社のビジョンや期待を伝えると同時に、彼らに安心感と未来への意欲を持たせることが重要です。
1. 会社の歴史
歴史を語ることは、新入社員に「自分たちは大きな流れの中にいる」という認識を持たせることができます。これにより、彼らは自分たちが過去の積み重ねの上に立ち、新たな未来を築いていく一員であるという責任感や誇りを感じやすくなります。
ただし、単なる説明ではなく、現在の会社の理念やビジョンにどのように繋がっているのかを明確にすることが重要です。
2. 会社の考え
会社が大切にしている基本的な考え方や価値観は、新入社員にとっての羅針盤となります。ここでは、会社の存在意義や目的を通じて、社員一人ひとりが何を目指し、どのように行動すべきかを示すことが重要です。
3. 社会人としての心得
社会人としての基本的な心構えについて触れることは、新入社員がこれからのキャリアを築く上での基盤となります。この場では、曖昧な表現を避け、社会人として守るべき基準や責任感をしっかりと示すことが重要です。
4. 仕事への期待
仕事への期待について話す際には、新入社員に「どうやって」ではなく「何のために」働くのかを考えさせるようなメッセージを伝えることが重要です。日々の業務が、会社全体の目標や社会への貢献とどのように結びついているのかを理解することで、ただ指示されたことをこなすのではなく、自発的に価値を生み出す姿勢を育むことが期待されます。
5. 社長自身が伝えたいこと
社長として新入社員に直接伝えたい思いを話すことが、この挨拶の最も重要な部分となります。1~4はどれも重要なメッセージですが、入社式という場は、社長自身が自分の言葉で新入社員に心からのエールを送る貴重な機会です。
その意味で、「こういう内容を話さなければならない」と、材料を探すのではなく、自社が大切にしていること、社長が大切にしていることを率直に伝えることが最も大切です。
当社としては、5を重要視していただきたいと考えています。
挨拶の内容を調べ始めると、自分の本来の意図とは異なる内容を盛り込むことになるからです。インターネットや書籍を当たる前に、まずは自分の心の中を探してみるのが良いのではないかと思います。
そのうえで、構成や表現は難しいですので、私どもでお作りさせていただきます。