
結婚式のクライマックス
新婦からご両親への手紙といえば
誰もが感動するような場面ですよね!
育ててくれてありがとう。
生んでくれてありがとう。
いろんな感謝が語られます。
でも、皆が皆、両親に良い感情ばかり抱くものでしょうか。
世の中は広く、円満な家庭環境にいない方もごく普通にいらっしゃいます。
親御様が離婚していたり、事情があって疎遠になっていたり。
そういうことは、往々にしてよくあることです。
そんな環境のなかでは、
ご両親になかなか思い入れがなくて、
どんなふうに手紙を書いたらいいのか、
困っちゃうこともありますよね(^^;)
ここで大切にしていただきたいのは、
当時のことを、「今」どう思っているかです。
時間が経って、大人になることで
当時は許せなかったことを許せるようになっていたり、
わからなかったことが、なんとなく理解できるようになっていたり、
見えること、感じることが変化しているかもしれません。
それによって、伝えたいことが見えてくるでしょう。
両親への手紙は、
必ずしも感謝を伝えなければならないわけではありません。
今までを思い返して、感じたことが感謝であるなら
それを素直に伝えればいいですし、
「あのとき大変だった」とつらくなることは、
胸にしまっておいてもいいですし、
正直にぶつけるのもひとつの手段かもしれません。
本当に重要なのは、
それらを乗り越えてきた今と、
大切なパートナーと歩いていくこれからを、どんなものにするのか。
それをしっかりと見つめて、
明るい未来へと羽ばたいていきましょう!
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