12月に入り、恒例となっている「協力会会長の挨拶」のご依頼がピークを迎えています。ご依頼の場は、元請け各社の忘年会。1年の締めくくりの場でのご挨拶です。
事前にはお電話で簡単なヒアリングを行い、今年一年の振り返りと来年の展望についてうかがうのが通例ですが、今年も例年同様、「業績はおおむね良好だった」というお声が多く聞かれました。来年についても引き続き堅調な見通しが立っているとのことで、全体としては明るい空気を感じます。
ニュースなどを見ると、「金利が…」「円安が…」といったネガティブな情報が目立ち、経済の先行きに不安を覚えることもあります。しかし実際の現場レベルでは、意外にも手応えのある一年だった、という実感を持っている方が少なくありません。
もちろん、建設業全体としての根本的な課題――たとえば人手不足や資材高といった問題は引き続き存在しています。とくに資材価格については、コロナ禍明け以降も高止まりの状態が続いています。ただ、それ以上に元請けさんの受注が堅調で、現場の仕事も順調に回っている。そうした点から、「課題はあるけれど、仕事があることはありがたい」という実感が、会長の皆さんからも多く聞かれます。
人手不足は供給側のボトルネックでもありますから、来年以降も継続的な課題ではあるでしょう。しかし裏を返せば、それだけ仕事の需要が高く、協力会各社にとっても活躍の場が広がっているということ。前向きに捉えれば、ポジティブな材料でもあります。
忘年会での会長挨拶では、こうした話題に簡潔に触れつつ、あまり堅苦しくならないように心がけたいところです。なによりも場は「忘年会」。細かな話はほどほどに、手短にご挨拶をして、乾杯・歓談の時間へつなぐのが理想的でしょう。
なお、会長の挨拶といえども、安全・事故に関する一言は必ず入れておきたいところです。ご承知のとおり、協力会とは本来「安全衛生協力会」ですからね(もちろん、組織の性格にもよりますが)。1年を無事に締めくくるにあたって、「今年も無事故で終えられたことへの感謝」と「来年も安全第一で」という一言を加えることで、挨拶全体の締まりもぐっと良くなります。
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