結婚式 スピーチ 社長 主賓の例文(職場結婚 観光バス会社)
この例文では、
「武田家、吉川家、ご親族の皆様方におかれましても、本日こうしてお二人が一(いつ)になること、喜色満面で見つめられていることと存じます。誠におめでとうございます。」
この一節が光っています。と言いますか、気に入っています。
「喜びの色が顔いっぱいにあふれる」という直訳的な語感で、会場の温かい空気をパッと映し出します。長い説明なしに“いま目の前にある幸せ”を共有できるので、聞き手も自然と笑顔になれます。
また、“見つめられていることと存じます”と、謙譲の〈存じます〉 を挟むことで、スピーカーが断定せず「皆様もそうですよね?」と共感を促すことになります。社長としての立場を保ちながら、列席者と同じ目線に降りてくる丁寧さを提供できる、といった二重の効果があります。
気になる点としては、「喜色満面」という言葉が少し難しいため、意味を理解していただけるだろうかということですね。
簡単な言葉に言い換えますと、
「心からの笑顔でおふたりを見守っておられることと存じます」
となります。まあでも、これよりも「きしょく まんめん」という音感がいいなあと思います。