さて、本日は3月31日、令和三年度も終わり、いよいよ明日から令和四年度が始まります。
この時期よくご依頼いただくのが、入社式での社長の挨拶です。
文例とまではいきませんが、今年の段階で挨拶に盛り込むべき内容を、参考までにお伝えいたします。
1,コロナのこと
もうこれは、2年前から必須の事柄ですね。
重要なのは、そのストーリーです。コロナの話題はどうしてもネガティブなものになってしまいます。ネガティブな内容になること自体、悪いことではありませんが、それにしても、「コロナは経済を破壊している、大変だ」で済ませてしまいますと、先行きが見通せないままになりますので、「ですが」から続くポジティブなストーリーを組み立てるべきです。
2,ウクライナとロシアのこと
今の時期はこれも必須です。
重要なのは、やはりそのストーリーです。これ以上ないほどネガティブな内容であることと、これから仕事を頑張っていこうと目をキラキラ輝かせている新入社員にとって直接的に影響がないことですので、どう触れるか、そのストーリーを熟考する必要があります。国家同士の争い(現実は一方的なものではありますが)は、もちろん日本経済に打撃を与えますし、それは自社業績の遠因にもなり得ますので、そのあたりの角度で切り込むのが良いのではないかと思います。
3,日本経済のこと
これはどのような挨拶をするか、全体の骨子にもよりますが、盛り込んでしかるべき内容です。
とりわけ、今年の入社式のタイミングでは、原油の高騰、インフレ、金融緩和の引き締めが同時に起こっており、日本経済を下振れさせる要素になっています。細かい経済の話をしても、新卒は理解しないと思いますので、概略だけ伝えて、そのような中で当社としてどのように振る舞っていくのか、あなたたち新入社員はどのような考え行動していくのかなど、問題提起として使えるのではないかと思います。
4,自社のこと
そして最後は自社のこと。当然ですね。
伝えたいこと、伝えなくても良いこと、その両方を整理し、骨子を作っていく必要があります。
その他、発表する社長の個性にもよりますが、講演ではなく、あくまで新入社員に語り掛けるメッセージですので、何かの説明ばかりではなく、感情、気持ちを盛り込むことも重要です。むしろ、感情・気持ちを表すための材料として、何かの説明があると思っていただくのが適切です。
文例はこちらにあります。
入社式 社長 挨拶 例文
https://www.documedia-p.com/executive/sam1.html