最近、お客様の原稿(社長の講話)を添削していて気がついたことが。
「未曽有のパンデミックが社会を混乱させ・・・」という、新型コロナウィルスへの言及があったのですが、ここに少し違和感を覚えました。
未曽有のパンデミックが社会を混乱させた、というのは、コロナが顕在化した2020年初頭以降、昨年(2021年)くらいまでであれば、正しいと思うのですが、2022年現在、すでにコロナは社会に馴染んできており、社会の混乱の要因をコロナにだけ求めるのは少し無理が出てきているように思います。
もちろん、大きな要因の一つには間違いありませんが。
他の大きな要因としては、やはりウクライナ・ロシアの戦争と、この戦争とコロナによってもたらされたサプライチェーンの混乱、原料・燃料の高騰など、複数のネガティブなことが重なっての混乱なのではないかと感じます。
少なくとも2022年以降、この種の話をするときは、コロナ一辺倒ではなく、複合的な要因に言及する必要があります。また、2023年にかけてはアメリカの景気後退も日本に大きな影響を与えそうですね。
講話ではありませんが、少し前に公開した入社式の挨拶の例文では、コロナと戦争、そして日本経済のことを題材にしています。