ものづくりに心血を注ぐ者同士の間柄。
										いいですよね。それはすごく真剣で、冗談や怠惰が通じる世界ではありません。
										ときには取っ組み合いになることも。
										
優れた商品、優れた技術は、真摯に職務に取り組んでいるからこそ、できあがるものだと思います。
										
社葬には、故人と関わりを持ついろんな関係者が参列されます。
										そのなかで、故人への感謝の思いがとくに強い方が弔辞を述べるとなると、その内容には、強い気持ちが入ります。
										
今回の例文は、当時、即席めんの製造会社の開発担当者出会った方が、故人のもとを訪れて、お取引をしてほしいと請う内容を中心にしています。
										気難しい職人気質の故人、自分がつくった醤油をカップラーメンに使われるなんてまっぴらごめんだ、という強気の姿勢です。
										
いっぽう、なんとか取引をしたいと願う担当者。
										父と子くらい離れた年の差だからこそ、何よりその担当者が一生懸命だったからこそ、きっとどこかで自分の若いころと重なる部分があったのでしょう。最後は取引を許諾します。
										のちに、その会社は即席めんの業界ではトップシェアとなり、担当者は代表者に就任します。
										
共有できる気持ちがそこにはあり、何より真剣であるからこそ、その感情は社葬式当日も皆様に伝わるのではないかと思います。
										どうぞご覧ください。
										
												社葬での会社社長の弔辞 例文