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喪主の挨拶 例文(父親の葬儀で息子が挨拶する)

長きにわたり医師として地域医療に貢献してきた父親が逝去しました。毎日忙しくしている父親を少し遠い存在に感じたのか、息子は寂しさを覚えていました。ですが、葬儀当日、多くの方が悼み、悲しみを共有していることで息子は父親を誇りに思ったのでした。
この例文は、息子が喪主としてご参列の皆様に御礼を申し上げると同時に、父親が営んでいた内科クリニックをしっかりと継続させていく決意表明をする、そういった構成にしています。


本日はご多忙の折、父・鈴木佳男のためにご参列いただき、誠にありがとうございました。おかげさまをもちまして、葬儀・告別式ともにとどこおりなく相済み、出棺の運びとなりました。遺族一同、謹んで御礼申し上げます。

生前の父の生き様は、まさに医療一筋と言うにふさわしいものでした。毎日たくさんの患者様と向き合うなか、地域柄、ご高齢の患者様も多くいらっしゃいますので、そのお一人お一人の体調のことはもちろん、生活のことにも気を配って、家族のことをほうってまで患者様の健康に寄り添う医師でした。そのおかげで、患者様方からは深く親しんでいただき、「一家に一人、鈴木先生がほしいわあ」と言っていただけるほどでした。

ただ、幼い頃の私にとってはそれがひどく寂しくもあり、心配でもありまして、一度、父にどうしてそんなに頑張るのかと聞いたことがあります。父は笑って「頑張ってへんよ」と言いました。「できることがしたいだけ。それがたまたま医者やったんや」と。思えば、そのときの父の言葉によって、私も医療の道に導かれたのだと思います。

今年、鈴木内科クリニックは開設から三十年を数えます。来月に控えた記念日を、当然父も元気に迎えるものだと思っておりました。とはいえ、三十年の長きに渡って支えてくださり、愛してくださった大勢の方に、こうしてお見送りをしていただけるのですから、父は本当に幸せ者です。皆様の温かいお心遣いに、きっと心から喜び、また、感謝していることでしょう。

生前中、皆様には、ひとかたならぬご厚情を賜りましたことを心より御礼申し上げます。

これからはもう父はいないんだと思いますと、胸に大きな穴が開いたような思いがいたします。父のように立派にやっていけるのかという不安もあります。しかし、下を向いてばかりはおれません。父から受け継いだクリニックで患者様のお心と健康に寄り添い続け、そして、医師としての心を誇りとして持ち続けて、これからもしっかりと前を向いて歩んでいきたいと思っております。

本日ご参列いただきました皆様方におかれましては、残された私ども遺族に、どうか、父の生前同様のお付き合いとご指導を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

最後になりますが、皆様の温かいお言葉、お気持ちに改めて御礼を申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。

本日は本当にありがとうございました。

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