中身を変える必要はありません。
弔辞の代筆専門「弔辞の森」が、実際の作成の経験をもとにアドバイスをお送りするシリーズ。
今回は
弔辞の代読の仕方
です。
弔辞を代読する場合というのが、たまにあります。
たとえば、取引先の社長さんが亡くなられて、社葬への出席を取引先からご依頼いただいている場合で、ゆえあって当社の会長が出席することができないため、代わりに社長や役員が出席し、代読する場合などです。
そのときの代読のその作法、というほど仰々しくないですが、代読の仕方をお伝えしますと、
「会長の弔辞の最後に、代読者の名前を言う」
それだけです。
具体的には、
代読
株式会社○○ 専務取締役 山田太郎
このように最後に付け加えていただくだけです。
つまり、本来発表する方の弔辞は変更せずにそのままにしていただき、最後に代読者を付け加える形になります。
テクニック的には、弔辞を読み始める前に、「当社会長の○○が所用のため、参上させていただくことができず申し訳ございません。弔辞を預かってきましたので、私のほうで読ませていただきます」とすることもできますが、いわゆる言い訳の類の内容になってしまいますし、代読するかどうかを明らかにすることに有用性はあまりないかなあと思います。
ご参考になさってください。