2025/03/09
企業理念の作り方シリーズ
今回は、
わかりやすさが大切
です。
企業理念を内部そして外部に適切に伝えるためには、当然ですが、意味をしっかりと理解してもらう必要がありますので、「わかりやすさ」は重要です。
自社では(役員としては)わかりやすく表現しているつもりでも、第三者(社員や外部の人々)が見た時に、「ん?」と感じる表現は避けなければなりません。
たとえば、
・言い方が回りくどい
・分かる人にしか分からない専門用語を使っている
・「てにをは」がおかしい
・前段と後段が繋がっていない
・その他、文章として成立していない
などは、しっかり読んでも何度も読んでも理解できませんし、あるいは「なんとなく言いたいことは分かったけど」というような消化不良の感想を与えてしまいます。
おそらく、格好よく、崇高な理念であることを表現したいと思うあまり、文章がおかしくなってしまっているのだと思います。
崇高な理念であることを表現したいという思いは正しいのですが、それを極力分かりやすく、どなたが読んでも、パッと意味が分かるくらいの表現を心掛けることが大切です。
余談になりますが、パーパス という表現。最近流行っているようでですが、これは分かりにくい表現の際たるものですね(笑)
普通に、目的 や 存在意義 と言えばパッと見で分かるところを、パーパスという表現を用いることで分かりにくくしています。まず「パーパスとは何か」から説明しないといけなくなります。
(同様のもので言えば、Way などもそうですね。 普通に 方法 とか 手法 とか言えばいいのに、と思います)
と、このように、表現一つをとっても、分かりやすさ・分かりにくさが出てきます。
企業理念は、今後ずっと、ともすれば永遠に使っていく会社の根っこの部分ですので、「エイヤ」で決めず、しっかりと練っていただくことをお勧めします。