2025/03/09
以下をアップしました。
この中に会員数減少のお話があります。
地方のロータリークラブで会員数が減少している理由は、いくつかの要因が考えられます。
人口減少と高齢化
多くの地方や都市部以外の地域では、若い世代が都市部に移住し、地域全体で人口が減少し高齢化が進んでいます。結果として、ロータリークラブのような団体も新規の会員を獲得しにくくなり、現行会員の年齢層が高齢化していくことで退会や活動の縮小が進む傾向にあります。
若者の関心の低下
若い世代の多くが、伝統的な団体活動や奉仕活動に対する関心が薄れているという指摘があります。特にロータリークラブのような組織は、年齢層が高めの会員が中心であるため、若者が参加しにくいと感じることもあるかもしれません。若者が魅力を感じるようなプログラムや活動が少ないことも、会員減少の要因と考えられます。
ライフスタイルの変化
現代の社会では、仕事や家庭、個人の時間に対する優先順位が多様化し、忙しいライフスタイルを送る人々にとって、定期的に参加するコミュニティ活動は負担と感じられることがあります。特に都市部以外の地域では、移動時間やアクセスの問題もあり、活動に参加しづらいという現実もあるでしょう。
インターネットとソーシャルメディアの影響
地域に根ざしたコミュニティでの交流が以前ほど重要視されなくなり、オンラインでの繋がりや、他の形態での奉仕活動が増えたことも一因です。インターネットを通じて、多様な活動に参加できる時代となり、必ずしもロータリークラブのようなオフラインの団体活動に参加しなくても奉仕精神を満たすことができると感じる人が増えているかもしれません。
生活の余裕のなさ
生活の余裕のなさも、若者がロータリークラブなどの組織に参加しにくい要因の一つとして考えられ、もしかすると、上記それぞれの根底にあるものかもしれません。
多くの若者は、経済的な不安定さや生活コストの増加、そして仕事と家庭のバランスを取るための時間的な余裕が少ない状況に置かれています。そのため、奉仕活動や地域社会への参加は、優先順位の高いものとして捉えられにくくなっているかもしれません。
ロータリークラブの会員増強のために
裏を返せば、ここにロータリークラブの会員増強の糸口があります。
地域のニーズに合わせた柔軟な取り組みや、若者にとって参加しやすい形の活動を提供したり、柔軟な参加方法や、短時間で意義ある奉仕活動の選択肢を増やすことで、会員数の維持・向上につながるはずです。
そのためには、「これまでのやり方」を一度否定的な目で見て、参加することを阻害する要因を一つ一つ除いていくことが求められるのではないかと思います。