PTA会長の吉田です。
今日、双葉市立達川小学校を卒業する56名の皆さん、ご卒業本日卒業を迎えられる五十六名の皆さん、おめでとうございます。
6年前、皆さんは大きなランドセルを背負って、達川小学校の校門をくぐりました。あの頃のランドセルは皆さんの体くらい大きくて、真新しくてピカピカしていました。
はじめのうちは幼稚園や保育園とはまた違った環境に、びっくりしたり、大変だなと思った人もいたかもしれませんね。でも、みんな、勉強に運動に、委員会活動に、どんなことにでも頑張って、チャレンジして、そしてたくさん楽しむことができました。
私が皆さんのことですごいなあと感心したのが、秋の合唱発表会に向けて、合唱を一生懸命練習していたことです。音楽の先生の指導のもと、大きな声で歌い、また周りのお友達と声を合わせようとしていました。そして、それがだんだん楽しくなってきて。みんな笑顔。発表会当日の皆さんの歌声は、私たちPTAの宝物になりました。素敵な歌を聴かせてくれてありがとう。
6年が経ち、今まで、筆記用具も教科書も、笛も、それから本校でのたくさんの思い出も、いっぱいに詰め込んできたランドセル。あの頃はあんなに大きかったのに、もう今では小さく感じられるほどになりました。皆さん、心も体も大きくなったからです。
4月から中学校生活が始まります。中学では勉強が難しくなりますし、部活動も始まります。それから、他の小学校からのお友達もできます。皆さんには、中学校生活も目いっぱい楽しんでもらいたい。一緒に中学校生活を頑張ることのできるお友達をつくって、合唱の練習のときのように、一つの目標に向けてみんなでがんばる気持ちを大切にして、助け合って励まし合って、これからの道を進んでいってください。
私たちはPTAは、今までがそうだったように、これからも皆さんのすぐそばで、応援しています。
さて、保護者の皆様、本日はお子様のご卒業、誠におめでとうございます。また、在校中はPTA活動にご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございました。小学校卒業の節目を迎え、我が子の成長にお喜びもひとしおのことと存じます。
これから子供たちは、また一つ大人になるための準備をしていきます。私たち保護者としては、親としての役割はこれまでの6年とは少し異なったものになってこようかと存じます。今後ともよろしくお願い申し上げます。
また、幸田校長先生をはじめ、本校教職員の皆様、6年間、子どもたちを温かく、我慢強く導いてくださったこと、PTAとして、また、一人の親として、心から感謝いたします。誠にありがとうございました。
どうか今後とも変わらぬ愛情とご支援をいただきますようよろしくお願いいたします。
結びに、卒業生の皆さんの中学校生活が実り豊かなものになりますように、楽しくて、やりがいがあって、皆さんを大きく成長させる時間になりますように。
私たちは、皆さんのことをずっと大切にして、応援しています。
いってらっしゃい。
本日はご卒業、本当におめでとうございます。
令和元年3月15日
双葉市立達川小学校
PTA会長 吉田幸生
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