少子化が進んでいる中、卒業生88名は、おそらく「まずまずの人数」だと思います。3クラスになるでしょうか。もっと人口の少ない地域では、10名や20名ということもしばしばあります。
PTAとして子供たちに目が行き届きやすいかどうかを考えたとき、卒業生の人数もさることながら、子供たちや保護者、もちろんPTA会長らも住んでいるその地域性が大きく影響しているように思います。
いわゆる都心から少し離れたベッドタウンでは、(その地域の)人の出入りが多く、なかなか地域としての共通の「感覚」めいたものを作ることが難しく、となり近所の関係性の構築はなかなか骨が折れます。いっぽうで、小さな集落であれば、子供はもとよりどのご家庭もなんらかの付き合いがあるため、共有する「感覚」めいたものは、すでにずっと昔から存在しています。
思えば、子供たちに「目が行き届く」とは、子供たちだけのことを言うのではなく、実際は保護者と保護者の関係の厚さ、平たく言えば良い付き合いをしているかどうかという、親同士の間柄が大きく影響するわけで、PTA会長としては、その辺のところをいかに保護者に認識してもらうかという、とても大きな課題を無意識のうちに持っている(持たされている?)のかもしれません。
本日、岬市立海原小学校を卒業される88名の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
先ほどから、皆さんの立派に成長した姿を見ていますと、この6年間を全力で走りきったことがひしひしと伝わってきます。
皆さんはこの六年間で、たくさんの思い出を作ってきました。毎日の授業をはじめ、修学旅行などの学校行事。下級生や地域の方たちとの交流。本校で経験したたくさんの出来事は、心の栄養分となって、皆さんの心身を健やかに育んできました。そしてそれはきっと、これから前に進んでいくための力にもなっていくと思います。
中学校では今までよりもたくさんの人に出会ったり、いろいろな新しいことを発見したりと、楽しいこと、わくわくすることが皆さんを待っています。もしかすると、時には大変だなあと思うことがあったり、失敗してしまったりすることもあるかもしれませんが、怖がることがありません。多くの経験を積み重ねていくことで、皆さんは今よりもずっと大きく成長できます。ひとつひとつレベルアップしていくぞという前向きな気持ちを持って、勉強に部活動に、中学校生活をめいっぱい楽しんでください。
【保護者や先生方、来賓の皆様への言葉】
【締めの言葉】
平成30年3月1日
岬市立海原小学校 PTA会長
立木 梢
PTA会長の挨拶文の作成を承っています。
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※注 毎年1月~3月は大変混み合います。お早い目にご連絡ください。