「PTA会長の挨拶って、正直いらなくない?」
そう思っている人、いるでしょう。
生徒も、先生も、時にはPTA会長本人でさえ。
でも、ちょっと待ってほしい。
本来、PTA会長の挨拶というのは、生徒たちの心を豊かにするためのものなんです。
なぜなら、生徒たちは「自分の親と同じ世代の大人」から、まっすぐに言葉をもらうことができるから。
そのメッセージは、まだ人生の途中にいる子どもたちにとって、明確な地図ではないかもしれない。
でも、確かに“ぼんやりとした羅針盤”にはなる。
誰かが真剣に、自分たちの未来を思って語ってくれる。
そんな時間が、どれほど貴重か。
PTA会長の挨拶が「いらない」と思うのは、
おそらく“本気のPTA会長”に出会ったことがないからだ。
形式的で、眠くなるような挨拶しか知らなかったら、
「これ、必要あるの?」と思うのも無理はない。
でも、それは“挨拶が悪い”んじゃなくて、“魂がこもっていない”だけ。
もし、卒業式でも入学式でも、運動会でも文化祭でも、
PTA会長の挨拶がつまらないと感じたときは、
心の中でこう叫んでみてほしい。
> 「本気を見せてみろよ!」
その瞬間、会長は、あなたの挑発を受け取る。
そして、もしかしたら次の瞬間、空気が変わる。
そこから“本気の言葉”が始まるかもしれない。
そして、PTA会長のみなさんへ。
もしあなた自身が「挨拶なんて、もういらないんじゃないか」と思っているのなら、
それは違う。
いらないのは「挨拶」じゃない。
“本気を忘れたあなた”のほうだ。
子どもたちは、大人が本気で語る姿を見たい。
心の奥で、そう願っている。
だから、どうか立ち上がってほしい。
あなたの言葉を、届けてほしい。
それが、子どもたちにとっての「生きた教科書」になるのだから。
PTA会長の挨拶は、絶対に必要だ。
なぜなら、それは「大人が本気で語る」貴重な瞬間だから。
そしてその言葉は、きっといつか、どこかで、
生徒たちの心を支える羅針盤になる。
卒業式 祝辞 例文一覧:
小学校の卒業式での、PTA会長の祝辞 例文
PTA会長が述べる高校の卒業式の祝辞(新しい生活への希望を持って)