協力会の会長が安全大会で行う挨拶の例文です。「フェイルセーフ」の考え方を挨拶に取り入れ、「失敗しないようにする」だけでなく「失敗しても大丈夫な現場を作る」という視点を現場に伝える内容です。人間は必ずミスをするという前提に立ち、仕組みで安全を守ることの重要性を説いています。
フェイルセーフの考え方について詳しくは、フェイルセーフを「人間」に適用する。失敗しても大丈夫な現場という発想もご覧ください。
皆さん、おはようございます。
本日は、令和7年度あおば建設株式会社協力会安全大会にご出席をいただき、誠にありがとうございます。また、あおば建設様からは山田社長をはじめ、幹部の皆様にご列席を賜りまして、重ねてお礼を申し上げます。
さて、当協力会では昨年度、軽微な事故が2件発生いたしました。幸い、いずれも大事には至りませんでしたが、重大事故ゼロという結果に安心するのではなく、この2件の裏に何があったのかを、私たちは真剣に考えなければなりません。
今日は、皆さんに一つの考え方をお伝えしたいと思います。「フェイルセーフ」という言葉をご存じでしょうか。
フェイルセーフとは、機械が壊れたときに自動的に安全な状態になるように設計する考え方です。クレーンの過負荷防止装置、エレベーターの非常ブレーキ。これらは、壊れないようにするだけでなく、壊れても大丈夫なように設計されています。
私はこの考え方を、人間にも、現場にも、当てはめたいと思っています。
私たちはこれまで、「ミスをしないようにしよう」「注意を怠らないようにしよう」と言い続けてきました。それは正しいことです。しかし、どれだけ注意しても、人間は必ずミスをします。疲れているとき、急いでいるとき、慣れた作業で油断しているとき。ミスをゼロにすることは、残念ながらできません。
だからこそ、「ミスをしても大丈夫な現場」を作ることが大切なのです。
フルハーネスについて考えてみてください。フルハーネスは、落ちないためにつけるのではありません。落ちても大丈夫なようにつけるのです。安全ネットも同じです。「落ちないようにする」のではなく、「落ちても止まる」仕組み。これがフェイルセーフの発想です。
今年度、私はこの発想を現場のあらゆる場面に広げたいと考えています。確認を一人に任せるのではなく、二人で行う。声をかけ合い、お互いの死角を補い合う。一つのミスが事故に直結しないよう、何重にも安全の層を重ねる。
もちろん、注意を怠っていいということではありません。「ミスをしないようにする」努力と、「ミスをしても大丈夫なようにする」仕組み。この両輪で、今年度はより安全な現場を目指してまいります。
最後に、皆さんにお願いです。現場で「これは危ないな」と感じたこと、「こうすればもっと安全になるのに」と思ったことがあれば、どうか声に出してください。その一つひとつが、私たちの現場をより安全にする力になります。
本日の安全大会が、皆さんの安全への意識を改めて高める一日となることを願い、私のご挨拶とさせていただきます。今年度もどうぞよろしくお願いいたします。
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