看護専門学校の卒業式での、校長式辞の例文をアップしました。
看護専門学校 卒業式 校長式辞の例文
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「解説」にも書いていますが、「答えのない問い」「苦しい判断」という現実も伝え、技術だけでなく「心」「まなざし」「気遣い」という人間的要素も重要であることを強調しています。
改めて見てみると、これは、どんな専門職にも同じことが言えるのかもしれません。
答えのない問いにずーっと真摯に向き合う、苦しい判断、難し判断の連続。そして最終的には心の部分の重要性。
これらに真摯に取り組むことができるのが、真の職業人なのかなと思います。少なくとも看護師という職業は、漫然と「仕事だから」というだけだと、早晩、自分を見失うことになるか、お給料のためと思って嫌々仕事をするようなじょうきょうになってしまいそうですしね。
個人的に最も気に入っている箇所は、
です。
「自分を大切にする」というのは、今の時代の見方で言えば、やたらと自分を守る、もっと言えば大変なことに身を置かないようにすることになるかもしれません。やれやれです。
しかしここで言っているのはそういう「生きる力ゼロ」の発想ではなく、「自分を活かすための手段として、自分を大切にするという行為です。このことを卒業式の場面で校長が卒業生たちに伝えることに意義があるのかなと思います。