このようなご質問をいただきましたので、共有したいと思います。
回答:
代読する場合の基本対応
代読を行うなら、特別なことは何もする必要がありません。祝辞をそのまま読み上げて、最後の日付・肩書・名前を発表した後に「代読 PTA副会長 ○○」と付け加えるだけです。
冒頭で「本日、PTA会長が所用のため・・・代読させていただきます」と断りを入れる方法もありますが、これはおすすめできません。このような前置きはどうしても言い訳のように聞こえてしまい(しかも冒頭で)、PTA会長の祝辞がよほど卒業生たちの心に響く内容でない限り、あまり意味を持たない時間になってしまいます。
しかし、代読自体に問題がある
ここで率直に申し上げたいのは、代読という行為そのものについてです。PTA会長が卒業式という人生の大切な節目を欠席し、代わりに誰かに読んでもらうということ自体が残念なことだと思います。(しょうがないことですが)
卒業式は生徒たちにとって一度きりの重要な式典です。そこでPTA会長からの祝辞を他の人が読み上げるというのは、どうしても形式的で心のこもらないものになってしまいがちです。
だから代読をするという選択肢をなしくたほうがいいのかなと思います。
プリント配布という選択肢
そこで提案したいのが、代読ではなくプリント配布です。PTA会長の祝辞をきちんと印刷して、卒業生一人ひとりに手渡しするのです。
この方法なら、生徒たちは自分のペースでじっくりとメッセージを読むことができます。また、家に持ち帰って家族と一緒に読むこともできるでしょう。何より、PTA会長の思いが形式的な代読よりもずっと誠実に伝わるはずです。さらに、卒業の記念品として手元にずっと残しておくこともできます。
代読という中途半端な対応よりも、プリントという形でしっかりとメッセージを届ける方が、卒業生にとってもより意味のある贈り物になると考えます。卒業式という特別な日だからこそ、形式にとらわれず、本当に心に響く方法を選ぶべきではないでしょうか。
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卒業式 祝辞 例文一覧:
小学校の卒業式での、PTA会長の祝辞 例文
PTA会長が述べる高校の卒業式の祝辞(新しい生活への希望を持って)