中学・高校 創立120周年記念式典での挨拶【例文】
学校創立120周年記念式典で述べるPTA会長の祝辞です。伝統を大切にこれからも唯一の女子学校として発展していってほしいという願いが込められています。
例文:
本校、境港中学・高等学校の創立は明治二十年六月二十八日、キリスト教の教えに基づく深い慈愛と報恩の精神にあふれる女子教育の理念を掲げ、伝道師を初代校長として開校いたしました。文明開化とはいえ、まだまだ女子教育への理解が薄かった明治時代のこと、生徒数はわずかに五名、教職員が八名であり生徒の数を上回っておりました。
そののち、様々な困難や苦労を、高い理想と激しいまでの熱意をもって乗り越え、今日(こんにち)まで続く長い歴史を絶やさずに来られたことはまさに奇跡であり、しかしながらその奇跡を支えて来られた先人たちの努力や情熱を決して忘れてはならないと、一二〇年の重みを感じる度に、胸を熱くする次第です。
現在、本校は唯一の女子学校であり、創立当時の理念の高さを少しも揺るがすことなく、更なる努力と研鑽、創意工夫を積み重ね、時代に沿った新たな魅力を発揮いたしております。私がPTA活動に携わらせていただくようになったこの十年の間でも、バレー部の復活やアーチェリー部、吹奏楽部の新設など、文武両道を旨(むね)とする教育に注がれる熱量の高さはとどまることがありません。部活においてはこのほか、サッカー部や本校の伝統と言えるハンドボール部など多岐にわたり、県大会で、あるいは全国で活躍しています。
近年、少子化の影響などもあり、女子学校が統廃合されて共学化される傾向が強まっておりますが、本校におかれましては歴史ある女子教育の伝統を守り通し、一三〇年、一四〇年、二〇〇年と、この先も未来永劫、今のままの素晴らしい学校であり続けてほしいと切に願っております。
私事になりますが、娘が三人とも本校に学ばせていただいている経験から、先生方の熱心なご指導や、保護者の方々の積極性あふれるご協力など、身近に感じさせていただく機会が多くございまして、日頃お世話になりっぱなしの皆様と共に手を携え、境港中学・高等学校を更に盛り立ててゆくお手伝いが出来ればと考えております。これからも先生方との連携を密にし、子供たちが本校で過ごす時間をたくさんの笑顔と共に過ごすこと、そして、掛け替えのない思い出をたくさん実らせてくれることを最善に、一致協力していきたいと思います。
【終わりの挨拶】
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