世代交代や組織の活性化、あるいはM&Aなど、その理由はさておき、遅かれ速かれ 代表取締役交代(社長交代)はやってきます。
当社では、代表取締役交代(社長交代) 挨拶状 の文言の作成をしているのですが、お客様が共通してお感じでいらっしゃるのが、
「簡単な挨拶になってしまい、どうかなと思っているんです」
というご不安です。
このご不安はとても重要です。
代表取締役交代(社長交代)をアナウンスするための挨拶状ですから、その旨を伝えれば事足ります。
しかし、本当にそれだけだと、それにしてもあっさりし過ぎてしまい、非常に機械的な挨拶状になってしまいます
機械的な挨拶状とは、下記のようなものを言います。
突然の報告となりますが この度 弊社の代表取締役に就任致しました
これを機に 一層の努力と誠実な取り組みをもって お客様にご満足いただけるサービスや商品を提供して参る所存です
今後とも変わらぬご愛顧とご支援を賜りますよう 心よりお願い申し上げます。
[年月日]
[会社名]
[会社の住所]
[電話番号]
[メールアドレス]
代表取締役 [名前]
取引先から届く「感情ゼロ」の機械的な挨拶状を読む気にならないのは、お客様もあなたも、そして私も同じです。
交代のアナウンスはできていますので、これで目的は達成できているのですが、でも、これだと「もともとあった文章をそのまま使いました」のような、この挨拶状を送るお客様や取引先の心を1ミリも動かすことはできません。そもそもななめ読みしてごみ箱行きまたはシュレッダー行きになってしまいます。
足りないのは(必要なのは)、感情または思いです。
・会社はどうなるの?
・新代表はどんな方針なの?
・どんな思いで企業運営に取り組んでいくの?
仰々しく長々と書く必要はありませんが、少なくとも感情または思いを盛り込まないと、お客様や取引先の心には届かないのではないかと思います。
感情または思いが盛り込まれていると、お客様や取引先は何を思うでしょうか?
・本気だなあ
・期待ができるなあ
・これまでと違う気がするなあ
このようにお思いいただくだけで、その挨拶状は、最低限の役割(社長交代のアナウンス)以上の役目を果たしたことになります。
一方で、定型的な挨拶状のメリット
ここまで、機械的な挨拶状ではお客様や取引先の心は動かないというお話をしましたが、反対に、機械的(定型的)な挨拶状のメリットも整理しておきます。
1. 明確で簡潔:内容がシンプルであり、読み手は文章の主旨や重要な情報をすぐに把握することができます。
2. フォーマットの統一:固定のフォーマットを使用するため、組織全体での統一性が保たれ、企業のイメージを一貫して伝えることができます。
3. 誤解のリスクの低減:感情や思いを伝える文章は、読み手によって異なる解釈をされる可能性がありますが、情報のみを伝えるため、誤解が生じるリスクが低くなります。
4. 制作時間の短縮:一度フォーマットが確定すれば、それをベースに簡単に挨拶状を作成することができます。
5. コスト削減:制作時間の短縮に伴い、コストも削減されます。大量の挨拶状を送る場合は大きなメリットです。
ただし、上記で指摘したように、機械的な挨拶状には受け取る側の心を動かす力が弱いというデメリットがあります。どちらのアプローチを取るかは、その目的や状況に応じて選択する必要があります。




