安全大会での協力会会長の挨拶において、ヒューマンエラーへの向き合い方をテーマにした例文です。「ミスを報告しやすい現場」の重要性と、個人を責めるのではなく仕組みで安全を守るという考え方を伝えています。エラーは「原因」ではなく「結果」であるという視点を、現場の皆さんに共有する内容です。
ヒューマンエラーの考え方について詳しくは、ヒューマンエラーが関わらない事故は、ほぼ存在しない、「人のせいにしない」と「その人の責任」は両立するかもご覧ください。
皆さん、おはようございます。
本日は、令和7年度みどり建設株式会社協力会安全大会にご出席いただきまして、誠にありがとうございます。みどり建設様からは佐藤社長をはじめ、各部門の皆様にご列席を賜り、厚くお礼を申し上げます。
早速ですが、一つの数字をお伝えします。労働災害の統計によれば、事故の96%以上に、何らかの形でヒューマンエラーが関わっています。
96%です。つまり、人間が関わらない事故は、ほぼ存在しないということです。
この数字を聞いて、「だから気をつけなければならない」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。もちろん、注意を怠らないことは大切です。しかし、私が今日お伝えしたいのは、少し違うことです。
ヒューマンエラーは、結果です。原因ではありません。
ミスをした人がいたとき、「あいつが不注意だったから事故が起きた」と言うのは簡単です。しかし、それでは同じ事故が繰り返されます。なぜなら、本当の原因に手を打っていないからです。
なぜその人はミスをしたのか。疲れていたのか。工期に追われて焦っていたのか。作業手順に無理があったのか。情報の伝達がうまくいっていなかったのか。こうした背景に目を向けなければ、根本的な解決にはつながりません。
もちろん、それぞれの立場には、それぞれの責任があります。個人の責任を否定するつもりはありません。確認を怠ったなら、それは認めなければならない。しかし、個人を責めて終わりにするのではなく、なぜそのミスが起きたのかを掘り下げることが、次の事故を防ぐ力になります。
そのために、皆さんにお願いしたいことがあります。
ヒヤリとしたこと、ハッとしたことがあったら、報告してください。「こんなことを報告したら怒られるのではないか」「自分の評価が下がるのではないか」と心配される方もいらっしゃるかもしれません。しかし、報告してくださったことを責めることは絶対にいたしません。
むしろ、報告していただいた内容こそが、私たちの現場をより安全にする宝です。小さなミスや危険の芽を見つけて共有することで、大きな事故を未然に防ぐことができるのです。
人間の注意力には限界があります。疲れれば判断が鈍る。急げば確認を省略する。それが人間です。だからこそ、注意力だけに頼らない安全対策、仕組みで守る安全が必要です。
今年度も、皆さんと力を合わせて、一人ひとりが安心して働ける現場を作ってまいりましょう。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
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