滑る。スベると書いたほうがわかりやすいかもしれません。
要は、祝辞・挨拶の場面でミスったことを表していますが、今回は、PTA会長の卒業式での祝辞で、比喩(人生とはマラソンのようなもの的な)はスベりやすいですよという連載をアップしました。
PTA会長の卒業式 祝辞で比喩表現が滑る理由(6記事あります)
結局、そのPTA会長さんのセンスだったり、性格だったり、あとは、子供たちや卒業式に対してどれだけ真剣に臨んでいるかということが大いに影響を与えます。
だから、
「ウケを狙って比喩を入れる」
とか
「ネットで見つけた言い回しを盛り込む」
みたいな表面的な工夫は、熱量や実感が伴ってなければ、すぐバレるんです。
逆に言えば、表現がちょっとぎこちなくても、
「この人、本当に子どもたちのことを想ってるんだな」
って伝われば、多少の言葉の粗さなんて気にならないし、むしろ温かみとして受け取られたりする。
皆さんも経験がおありだと思います。「あっ、この人、真剣に考えているな」とか「あっ、この人ダメダメだな」とか(笑)
つまり、どれだけ“いいこと”を言うかよりも、どれだけ“本気で言ってるか”が伝わるか。
その本気の中に、たまたま比喩が入っている、というくらいが比喩の使い方としてはちょうどいいのではないかなと思います。






