今年度(令和3年度)もコロナの中での卒業式でした。
卒業式の出席者を制限することがコロナ禍における最も特徴的な措置で、たいてい、どの学校も、来賓を減らす、保護者を1名だけにするなどしていました。
その関係で、壇上からお話をするのは、校長先生の式辞とPTA会長の祝辞だけというところも多かったようです。
さて、今年度、かなりトリッキー人数制限の仕方を採用した中学校があります。
その中学校では、卒業式会場である体育館に入るのは、
・卒業証書を受け取る卒業生が各クラスから1名
・保護者が各ご家庭から1名
・PTA会長
・在校生代表1名
・先生方
です。
お気づきでしょうか?
卒業証書を受け取る卒業生以外、卒業生がいないんです。
卒業式の現場に卒業生がいないという、かなり奇をてらった人数制限の手法です。
ではどこにいるかというと、各クラスにいて、オンライン(Zoomなど)で画面越しに卒業式の現場を見るとのことです。
この中学校は3クラスでしたので、現場にいる卒業生は3人。あとは画面越しで観るだけ。
卒業生はみんな体育館にいさせてあげて欲しいなあと思いつつ、先生方(教育委員会)もいろいろ考えた末でのことだったんだろうなあとも思います。
なお、お客様(PTA会長)とは「変わった卒業式なので、それはそれで思い出に残ってよかったかも。ずっと何年経っても話題になるだろうし」という話で盛り上がりました。
このような場合のPTA会長の祝辞は、体育館にいる卒業証書を受け取る卒業生3名に向けてはもちろん、それぞれの教室にいる卒業生全員の心に触れるような(正確に言えば、今はとくに興味を示さないけど、数年経って思い出してくれるような)祝辞が求められます。
もちろん、しっかりお作りさせていただきました。
中学校の卒業式でのPTA会長の祝辞 作成はこちら
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