今やウェブサイトで採用情報を提供するのは、必須となっている。
とくに、リクナビなどに頼らず、自社のウェブサイトで採用情報の提供から応募までを一貫して行なっている企業も多く存在し、明らかに一昔前とは採用の仕方が変わってきている。
自社のウェブサイトで採用情報を提供する場合、メリットの最たるものは自社の「思い」を文字数を気にせず、また動画や画像、音声であっても何らの制限もなく伝えることができる点だ。
そこで人事部門あるいは役員の頭を悩ますのが採用メッセージ(採用への思い)の作り方だ。
どのようなアプローチにすべきか、どのような表現にすべきか、など、迷う部分もあるかもしれないが、優れた内容を作る唯一の方法がある。
それは、
会社として、本当にそう思っていることを表に出す。
である。
作成に悩んでいる方は、たいていの場合、美辞麗句を並べようとする、かっこいいメッセージを作ろうとする。
それは正しいのだが、順番が一番に来るものではない。まずは、自社はどんな会社か、強みは?弱みは?どんな人に応募いただきたいか?など、まずは自社自身のことを整理し、採用したい人物像をイメージする。つまり、綺麗に取り繕うのではなく、自社が本当にそう思っていることを洗い出すことだ。そのうえでかっこよさを追求していけばいい。
だから、今すぐ、インターネットで「かっこいい文章ないかなー」とか「このキャッチコピーを少し修正して使おうかな」など、調べる行為をやめてほしい。調べる行為を続ければ続けるほど、調べた言葉が頭から離れず、余計に自分で作れなくなる。そして、調べたものを使うと、もれなく薄っぺらくなる。
それっぽく作ったメッセージは、確実に閲覧者にバレる。
人の気持ちと一緒です。本当にそう思っていないと、言葉の端々にそれが出てしまう。
もし、「どうも良い内容にならない」ということなら、当社でも作成が可能だ。
だが、当社に依頼する前に、一度自力で作る、あるいは作ろうとしてほしい。そうすることで、イメージが湧き、当社との打ち合わせが円滑に進むはずだ。