祝辞や挨拶の作成専門 : ニーバーオフィスのブログ

祝辞 用紙への書き方~文字の大きさが大切~

time 2020/09/11

先日、結婚式でご祝辞を申し上げる予定の方からお電話があり、

祝辞の用紙のこと、書き方のことをご質問をいただきました。

 
なんでも、コロナのご時世ですので、結婚式と言っても親族だけの内内の結婚披露宴とのことで、

それだったらわざわざ用紙を準備しなくても、フランクに話せばいいのになあと思ってうかがったところ、

どうも相手方のおうちが、いわゆる地元の名士のようで、「用紙を準備してきちっと読んだほうがよそうなので」ということでした。
(少し緊張感のある雰囲気になるかも、とおっしゃっていました)

 
 
祝辞の用紙 折り畳み式

 
そこで、当日予想される状況なども含めてご説明させていただきました。

 
 
一番強くお伝えさせていただいたのは、文字の大きさです。

 
小さい文字ですと読みづらく、また、用紙を見入ってしまいますので、どうしても下を向きがちになります。

そのため、自分にとって見やすく感じるくらいの文字の大きさで書いていただくのが円滑で、そのためには用紙の選定も大切になってきます。

 
市販されている用紙によって、用紙の1行の幅の違い、縦の長さの違い、紙質の違いがあります。

 
文字の大きさを確保するためには、できるだけ1行の幅の大きいものを選んでいただき(そんなに大きくは違わず、少しの差です)、また、縦の長さを長いもの(この違いはとても大きいです)にしていただくことで1行当たりの文字数が増えますので読みやすくなります。

縦の長さは、長いものでA4用紙の長いほうの辺と同じくらいの長さです。

 
縦の長さが短いものでも、もちろんご利用いただいて遜色はありませんが、短いほうは弱点があり、縦が短いぶんだけどうしてもページ数と言いますか、紙の量が増えるんです。
折りたたみますと、けっこうボワッと膨らみますので、見た目が少し気になるのと、あとはどうしてもページをめくる回数が増えますので、読みやすさという点では、縦が長いほうよりは劣るのかなと思います。

 
こういったことも含めて、当社でお勧めしているのは縦が長いほうです。

 
 
お客様とのお話は、毛筆の仕方のことにも及びました。

 
毛筆の仕方のご質問にお応えするのはなかなか難しく、墨の濃さや用紙の質との兼ね合いもありますが、つまるところ書き手の毛筆能力が大切になります。

 
上手く書けていなければならない、というものではありませんので、「ご自身でお書きいただいても結構ですよ」とお伝えしたのですが、やはり相手方のおうちが格式高いため、綺麗な毛筆のほうがよいということで、当社で毛筆させていただきました。(行書体です)

用紙への行書体での毛筆
当社が毛筆したもの(行書体)

 
 
祝辞の用紙への毛筆でお困りでしたら、いつでもご連絡ください。

 
 
用紙の見本は、当社の毛筆サービスのウェブサイトにたくさんあります。

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取材を受けました。

2010/11/06
朝日新聞に掲載されました。

取材を受けました。

2021/02/28
わかやま新報に掲載されました。

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