以下をアップした。
卒業式の祝辞 ― 書き出しに正解はない
https://www.documedia-p.com/oiwai-support/blog/2598/
卒業式の祝辞を書くとき、多くの人がまず悩むのが「書き出し」だ。
ネットで「祝辞 書き出し 例」なんて検索してみても、どれもそれらしく整った文章が並んでいる。
けれど、よく考えてみると、その時点で形式の方に寄っている、いや、少なくとも、自分からは離れてしまう可能性がある。
ネットで見かける書き出しの多くは、「正しそう」だ。
「春の穏やかな日差しのもと〜」「本日はお忙しい中〜」──どれも丁寧で、どこにも間違いがない。
でも、整っているということと、自分の言葉であることは、まったく別だ。形式としての正解っぽさを追うと、そこから“自分”が抜け落ちる。誰が言っても同じような言葉になってしまう。
だから僕は思う。
正解っぽい書き出しは、たぶん不正解だ。なぜなら、そこに自分がいないから。






