例文の紹介
少人数の小学校ならではの温かい絆や、校舎への思い出、仲間と育んだ優しさを語りながら、新たな一歩を踏み出す卒業生たちに心からのエールを送る祝辞です。小学校卒業時点の子供たちに向けた挨拶だからこそ、大切なことを分かりやすい言葉で伝えています。
例文
卒業生の皆さん、本日はご卒業おめでとうございます。
ここ南相内小学校から巣立っていく皆さんは、21名。ひとりひとりの顔を見ていると、それぞれの個性が光っていて、本当に素敵だなと感じます。少人数だからこそ、一人ひとりの存在がとても大きく、誰かが笑えばみんなが笑い、誰かが困っていれば自然と手を差し伸べる、そんなあたたかい六年間でしたね。
この学校では、学年の壁を越えて学び合う「縦割り学習」が行われてきました。 学年の違う友達と学び合い、遊び合う中で、年上の人は思いやりを、年下の人はあこがれを持つ。そのつながりの中で育った皆さんの絆は、とても温かく、深いものでした。人数が少ないからこそ、一人ひとりの存在が大きく、誰かが欠けても成り立たない。この小さな学校だからこそ生まれた学びが、ここにはありました。あの光景は、先生たちも、地域の人たちも、みんなの宝物です。
そして少しさみしいお知らせでもありますが、 この南相内小学校は、もうすぐ中学校とひとつになり、今の校舎の姿はなくなります。でもね、建物が変わっても、ここで過ごした日々はなくなりません。 運動会で全力で走ったあのグラウンドも、友達と笑い合った教室も、心の中にちゃんと残り続けます。たとえば、中学校で新しい友達ができたとき、ふと南相内小の仲間を思い出すかもしれません。がんばってもう少しであきらめそうなとき、先生や友達の声が頭の中に浮かぶかもしれません。 そうやって、この学校の思い出が、みなさんをそっと後押ししてくれるでしょう。それこそが、皆さんの“南相内小学校”なんです。
春からは中学生として、新しい環境での生活が始まります。これまでより大きな世界に踏み出すことに、わくわくしている人もいれば、不安を感じている人もいるでしょう。でも大丈夫。皆さんはこの六年間で、困難を乗り越える力と、仲間を大切にする心を育ててきました。どんなときも「自分はひとりじゃない」と思い出してください。仲間と支え合いながら進んでいけば、必ず前に進めます。もちろん、私たちPTAも、いつものこの場所で皆さんのことをずっと応援しています。安心して中学校生活を楽しんでくださいね。
保護者の皆さま、本日はお子さまのご卒業、誠におめでとうございます。
これから思春期を迎える子どもたちは、時に反発しながらも、大人になるための大切な一歩を踏み出します。どうか温かく見守り、時に寄り添いながら支えていただければと思います。また、在校中は、PTAとしても、多くのご協力をいただきました。ありがとうございました。
そして、その南相内小学校をここまで導いてくださったのが、先生方です。どんなときも子どもたち一人ひとりのことを思い、ときに厳しく、ときに優しく、見守ってくださいました。授業だけでなく、行事や日々の小さな出来事の中で、子どもたちの「できた!」という笑顔を大切に育ててくださいました。
その積み重ねが、今日この笑顔あふれる卒業の日につながっています。先生方、お世話になりました。本当にありがとうございました。
最後に、卒業生の皆さん。南相内小学校で学んだ「やさしさ」「努力」「仲間を思う気持ち」を胸に、それぞれの道を歩んでください。
皆さんの未来が明るく、力強いものであることを信じて、心からお祝いの言葉を贈ります。
ご卒業、本当におめでとうございます。
令和7年3月20日
青森県立南相内小学校
PTA会長 ○○ ○○
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