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謹んで、山下電機株式会社、故山下三郎社長のご逝去を悼み、ご霊前に申し上げます。
山下さん、あなたを失ったことは、わが業界のみならず、日本の経済界にとっても惜しんでもあまりある大きな損失であります。
日本経済が今、多くの難問をかかえ、まさに新たな時代へ向かって動き出そうとしている時、あなたは、その先兵となり取り組んでいく、最適の方でありました。
京都大学工学部の大学院にご在籍のころは、数多くの研究成果を上げられ、学者として将来を嘱望されていたとうかがいました。しかしお父様の突然のご逝去により、山下電機に入社され、以来、経営の第一線に立ち、同社の発展に尽くしてこられました。大学の研究室でのご専門をいかし、同社が世界に誇る半導体や光レーザー技術の開発を先導される一方で、「これからは地球環境に配慮した取り組みを行わなければならない」とおっしゃり、他社に先駆けて地球環境問題にも熱心に取り組んでこられました。
私が山下社長と親しくさせていただくようになったのも、ちょうどその頃でした。弊社が持つ環境技術を山下社長が大変評価して下さり、共同研究を申し出て下さって以来、年齢が近いこともあり、家族ぐるみで親しくご交誼を賜りました。夜の10時を過ぎてから、「あの研究成果はどうだったのか。詳しく教えて欲しい。」とお電話をいただき、深夜まで議論を戦わせたこともございました。
弊社が、今日、環境技術で何とか認められるようになったのも、ひとえに山下社長のご指導と励ましがあった故でございます。
今日までご教示いただいたことを糧に、私たちは心をひとつにして、業界の発展、ひいては日本経済発展のために尽くしてまいる所存でございます。
山下社長から生前いただいたご恩に厚く御礼申し上げますとともに、心安らかな永久の眠りをお祈りいたしまして、お別れの言葉とさせていただきます。
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