スピーチ原稿
1只今ご紹介に預りました、株式会社クライムの市川孝治でございます。僭越ではございますが、グループ会社を代表致しまして、一言お祝いを述べさせて頂きます。
2春爛漫のこの佳き日、本日は、株式会社中村電気 福岡店落成を祝う晴れの式典に列席の栄を賜り、厚く御礼申し上げます。この日を迎えることができましたことは、お得様、取引先の皆様のご支援、ご愛顧の賜物と深く感謝しております。また、これまで?中村電気の体制を整えてこられたことは、中村社長始め役員の皆様、並びに社員の皆様方の筆舌に尽くせぬほどのご努力の成果とお慶び申し上げます。
3顧みれば昭和48年9月、中村社長が電気店を個人で創業され、58年には株式会社中村電機を設立、それから着々と業績を伸ばされ、関西地区での店舗展開を目的として京都に第1号店を設立されたのが、10年前のことでございます。そして、本日めでたく落成致しました福岡店は、丁度それから数えて10店舗目のオープンとなります。
4この度の店舗は、我社の社是であります「お客様第一」の視点で創意工夫を実践し、明るさ・楽しさ・優しさに満ちた店舗づくりが結実したものであります。私達は、人と建物の両面からもお客様のニーズにお応えすることで、顧客満足度の向上をグループ会社従業員一丸となって取り組んでおります。
5景気は相変わらず厳しい情勢が続くものと思いますが、私達中村電気グループは、如何なる状態であっても安定した成長ができる体質づくりをし、次世代に向けて邁進し、努力致しますので、今後とも一層のご愛顧ご鞭撻を賜ります様、心からお願い申し上げます。
6最後になりましたが、株式会社中村電気福岡店が地域の皆様に愛されるお店でありますことをお祈り申し上げるとともに、これからの皆様方の一層のご活躍、ご発展を祈念致しまして、お祝いの言葉とさせて頂きます。本日は、誠におめでとうございます。
アドバイス
1:関連会社社長代表の落成式典の祝辞の出だしに、自己紹介と当人の立場の紹介を含めたお祝いを述べることで、スピーチ全体が引き締まった厳粛な祝辞となります。
2:「春爛漫のこの佳き日」というように季節にあった時候の挨拶を用いることは、日本人らしい情緒と趣を示し、列席者を引き付けるスピーチとなります。
まず列席されている社外の方への謝辞を述べ、新しい店を開店することができたのは関係者や取引先の力添えのおかげであるからこそ、という感謝の気持ちを述べます。それから社内の方々へのねぎらいの言葉とお祝いにふさわしい風格のある言葉で感謝の気持ちをスピーチすることにより、落成式典のスピーチに厳粛な雰囲気を醸し出します。
3:関連会社社長代表の落成式典の祝辞の中で、創立当初よりの社長の地道な努力が今日の落成式典につながっていることなど、創業者の社長の人柄、業績などを、回顧を交えて控えめに称え、語ることで、さりげなく会社のPRもでき、スピーチ全体が和やかで説得力のあるスピーチとなります。
4:関連会社社長代表の落成式典の祝辞のスピーチに、会社のサービスの内容を簡潔に盛り込むのは、その会社の経営方針ともあいまって重要な事柄であり、関連会社社長の熱意などが列席者によく伝わる内容のスピーチとなります。
また、新しく完成した店舗の具体的な特徴を述べることで、列席者に感謝の気持ちをより具体的に伝える内容となります。
5:関連会社社長代表として、今後の抱負や決意を述べることは、会社側の代表的な立場として、当人の地位にふさわしい言葉であり、列席者全体に会社の今後の強い意欲を伝えることができるスピーチとなります。
6:関連会社社長代表として列席者全員に対し、末長い引き立てを願い、「これからの皆様方の一層のご活躍、・・・本日は、誠におめでとうございます」という決まった形で結びの挨拶で締めると、祝辞全体が格調高いスピーチとなります。
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