中島でございます。
PTAを代表いたしまして、一言お祝いの言葉を述べさせていただきます。
このたびは、花ヶ丘中学校創立三〇周年、誠におめでとうございます。
私が、自分の会社を興したのをきっかけに花ヶ丘団地に越してきて、二十五年になります。当時は、第二次ベビーブーム世代の子どもたちが中学生になるころで、たくさんのこどもたちがこの学び舎に通っていました。賑やかだったと言えば聞こえがいいですが、つまりは過密状態にあり、それにともなう問題もいくつか起きていたようでございます。過密状態をなんとか解消しようと、先生方や保護者の方が奔走されていたことが記憶に残っております。
それから現在、私はPTA会長のお役をいただくことになり、たびたび校舎に足を運んでいますが、ずいぶん明るく朗らかな校風になったなあと感じています。生徒の数が、適正人数になったということもあるのでしょうが、習熟度別クラスの導入や、地域の方にコーチをお願いしているクラブ活動など、それぞれが持つ長所や特技に自ら気づいて、思う存分伸ばす環境が整えられたからだと思うのです。
実際、三年生の私の娘も、吹奏楽部という活躍の場を見つけたようで、生き生きと学校に通っております。子どもたちが、さまざまな経験を通して学び成長していく姿を見るのは、親としてこれに勝る喜びはありません。公立中学でありながら、特色ある教育を打ち出すのは、時に難しいこともあるのかもしれませんが、強い思いで、自分たちが信じる教育を実現された校長先生はじめ教職員の皆様には、頭が下がる思いです。この場からではありますが、改めてお礼を申しあげます。
どうかこの先も、子どもたちの健やかな成長の場としてますますの発展をされ、四十年、五十年と歴史を積み重ねていかれることを願っています。
もちろん私たちPTAも、体育祭や文化祭、バザーなどの、学校行事のお手伝いを通じて、さらなるお力になれればと思っております。また、今年からは「輪瀬川クリーンアップ大作戦」と銘打ち、保護者の方や生徒たちと協力しあい、花ヶ丘団地の環境整備にも力を入れていく予定です。
本日ご臨席いただきましたご来賓の皆様、花ヶ丘中学校に対して、これからも変わらぬご理解ご協力をいただけますよう心よりお願い申し上げます。
結びになりますが、花ヶ丘中学校のますますのご発展とご列席の皆様のさらなるご活躍を心より祈念いたしまして、私のお祝いの言葉に代えさせていただきます。
本日は誠におめでとうございます。
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